住商スチール株式会社

2013年度 新卒採用情報

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Talk about SSC 座談会レポート

インド市場の魅力を語る。
photo   近年、急激な変化を遂げている巨大マーケット・インド。GDP成長率や人口増加率は、新興国と言われる国々の中でもトップクラス。今後の有望な投資先として世界中から注目を集めている。鉄鋼産業を見ても、ここ数年の粗鋼生産量の伸び率は、中国を上回っており、今後飛躍的に拡大していくだろうと考えられている。
そんな中、住商スチールはインドにおいて2007年の造管事業立ち上げに続き、2010年、初のコイルセンターを立ち上げ、インド市場へ本格的に参入。現在も、複数の事業計画が進行中だ。
日々、インド市場と向き合っている住商スチールの社員4人に、インド市場の現状や新興国市場開拓の魅力について語ってもらった。
     
Profile    
清水 敏哉 [photo] 清水 敏哉

1993年卒
自動車鋼板・鋼管事業部
担当地域は、インド、パキスタン、イラン、トルコなどの遠隔地。2007年までの6年間は、韓国・ソウルに駐在。趣味はサッカー。韓国在住時には、家の近くの小学校のOBチームと、毎週日韓戦を繰り広げたそう。

 
成田 真 [photo] 成田 真

1995年卒
線材特殊鋼事業部
自動車のボルト、ナット、シャフト用といった線材特殊鋼分野でのビジネスが、インドで成立するかどうかの可能性調査を担当。海外出張が多く、出張先での休日は、もっぱら街探索。ぶらぶら歩きながら、現地の人々の暮らしぶりを垣間見るのが楽しみ。

石田 康一郎 [photo] 石田 康一郎

1995年卒
鉄鋼第二事業企画部兼鉄鋼第三事業企画部
海外事業会社の運営、設営、経営フォローを行う。担当国は、UAE、マレーシア、カンボジア、ベトナム、インド。ゴルフが趣味。長期出張時は、インドでゴルフを嗜んだことがある。

 
黒川 友紀子 [photo] 黒川 友紀子

2009年卒
自動車鋼板・鋼管事業部
入社3年目。自動車用の鋼板を扱うチームで営業を担当。大学時代はボート部に所属。現在でも、休日はボート部コーチとして後輩の指導にあたっている。

     
訪れるたびに街が新しくなり、経済成長を目の当たりにできる
まずは、現在、どのようにインドでのビジネスに関わっているのかを教えてください。
清水 自動車用鋼板に関わるビジネスを行っています。従来、インド向けは日本から薄板を輸出するトレードが主でしたが、2010年に、鋼材を加工する事業会社(India Steel Summit Private Limited.:以下ISS)が稼働。薄板の加工だけでなく、部品製造、金型製造までを行うことになり、住商スチールとしてのビジネスの幅はぐんと広がりました。現在は、平均して2か月に1度はインドに出張し、既存案件のフォローに加え、新規の顧客開拓や新しいビジネスの提案などを行っています。
石田 私は、今、清水さんの話にもあったISSの経営サポートを行っています。弊社は、世界中に多くの事業会社を持っています。事業会社の運営を任された社長は、営業から仕入れ、人事、経理にわたる業務全般を行うのが実情です。しかし、これらすべてを全うするのは、どんなスーパーマンでも不可能。そこで、私たちがバックオフィスとして、法務や経理、人事、技術、安全といった経営管理マターをサポートしております。具体的にはインドの法制度に合った組織や規定、経営管理システム、工場の安全管理に関するルールづくりなども重要な仕事です。
成田 私が担当しているのは、実行可能性調査です。フィージビリティ スタディ(Feasibility Study)、略してFSと呼ばれています。ある事業が成り立つのかどうかという可能性の調査を行うもので、現在は、線材特殊鋼分野で、新規事業の可能性を探っているところです。
  石田・成田
黒川 私は清水さんと同じ、自動車用鋼板を扱うチームにいて、ISSから発注を受けたり、現地の自動車メーカーさんと直接やり取りをしたりしています。徐々に業務には慣れてきましたが、まだまだわからないことがたくさんあって、日々、勉強の毎日です。
私はまだ、現地に行ったことがないのですが、みなさんは、頻繁に現地に出かけていますよね。実際のインドはどんな感じですか?
成田 私が初めてインドに行ったのは2002年のことです。その頃から比べるとかなり変わりましたね。高層ビルやショッピングセンターがたくさんできているし、高速道路もきれいになっています。大規模な橋も次々にできていて、それだけ鉄鋼の需要があるんだなということが肌で感じられます。
石田 確かに、道路や地下鉄などのインフラは、デリーに行くたびに、「整ってきているな」とびっくりします。2、3か月ごとに行くたびに街がきれいになっているんです。それに、ハンバーガーショップには、日本と変わらないファッションの若者がたくさんいて、みんなとても明るくて元気です。
清水 そうそう、活力がありますよね。ショッピングモールには高級ブランド店も入っていたり、家電店を見ても日本と変わらないくらいです。例えば、各家庭に普及しているテレビの約9割はまだブラウン管ですが、ショッピングモールに行くと、普通に薄型テレビがディスプレイされています。
これは、購買層そのものがリッチ層だけでなく、中間層も増え、全体的に購買力が拡大してきているから。自動車や家電、携帯電話などを買える層は、今後もどんどん広がっていくでしょうね。
石田 それに、ソフト面でのインフラも整ってきましたね。たとえばIFRSという国際会計基準は、インドで上場企業に対し2011年度から導入されます。それに、複雑でわかりにくかった税制度も、GSTという制度に統一される予定で、徐々にソフト面は、グローバルスタンダードに近づいています。今後はもっと外資が投資しやすい環境が整っていくと思います。
  インドの地図 クリックで拡大
鉄鋼分野での成長も著しいのでしょうね。
清水 2008年時点でのインド粗鋼生産実績は、中国、日本、アメリカ、ロシアに次いで世界5位。また、2009年末時点での粗鋼生産能力は6500万トンですが、現在、現地の鉄鋼メーカーは積極的に拡大計画を立てており、インド鉄鋼省も、2011年末には1億2000万トン、2019年末には3億万トンまでに増えると予測しています。
座談会風景  
黒川 自動車の生産台数の伸びもすごいですよね。
石田 でも、鉄鋼分野でのポテンシャルはまだまだあると思うんです。一般的に、鉄鋼市場でのブレークポイントは、一人あたりの鉄鋼消費量が100キロを超えたときだと言われています。それを超えると、消費量は爆発的に増え、市場も急激に広がっていくと言われています。しかし、インドはまだ一人あたり45キロ。つまり、インドはまだ、鉄鋼市場が爆発的に拡大する手前ということなんです。だから日本企業にとっては、この数年で、どれだけインド市場に入り込めるかがポイントだと思います。
成田 そう思います。日本の鉄鋼メーカーも、中国の次はインドだということで、戦略的な取り組みを始めています。実際、FSを行っていても、この1、2年がチャンスだなという実感はあります。例えば、線材特殊鋼関連で、今進めている事業では、まだ外資はほとんど入ってきていません。現状では、このまま順調に進めば、結果的に住商スチールが日本では一番乗りということになると思いますが、これが1、2年ずれると、先駆者利益がなくなってしまうでしょうね。少しでも先に参入すれば、その分、パイを大きく取れる。そのタイミングがあと1、2年。それに遅れると、第一集団にはなれないと思います。
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